<講座Ⅴ・Ⅵ、成果発表、修了式>
開催日:2019年3月4日(月)
会場:プラザ洞津
講座Ⅴ
演題:「見てみよう!自然放射線」
講師:田邊 博明氏(中部原子力懇談会 三重支部 事務局長)
講座Ⅵ
演題:「日本のエネルギー政策の現状と課題―日本の原子力に未来はあるか―」
講師:竹内 純子氏
(NPO法人国際環境経済研究所 理事・主席研究員、筑波大学 客員教授、関西大学 客員教授)
◆成果発表◆
上記講座にて全カリキュラムを修了し、受講者の方から「成果発表」として次のようなお言葉をいただきました。
・電力の安定供給に取り組む現場の見学、エネルギーや環境に関する講義を通じて、正しく知ることの大切さを知った。3E+Sの重要性を周囲に伝えていきたい。
・これまでは、太陽光や風力などの自然エネルギーをどんどん増やしていければ良いと思っていたが、その再生可能エネルギーにもたくさんの課題があることが理解できた。
・このフォーラムに参加して「エネルギーは有って当たり前ではない」ということが理解できた。まず私にできることは、そのエネルギーを無駄使いしないことだと思いました。
<現地研修Ⅱ>
開催日:2019年1月31日(木)・2月1日(金)
見学場所:浜岡原子力発電所、瑞浪超深地層研究所、土岐地球年代学研究所、核融合科学研究所
テーマ:「原子力発電の安全性と高レベル放射性廃棄物の処分について考える」
<講座Ⅲ・Ⅳ>
開催日:平成30年10月25日(木)
会場:アスト津
講師: 竹内 純子氏
(NPO法人国際環境経済研究所 理事・主席研究員、筑波大学 客員教授、関西大学 客員教授)
演題:「エネルギーと経済を考える」「再生可能エネルギーの未来を考える」
上記において、E&Eフォーラムの第三回目を開催し、竹内氏の上記演題による講義と受講者間で「電気料金の成り立ちを理解して感じたこと」「再生可能エネルギーは主力電源になれるのか」をテーマとしたグループディスカッションを実施した。
竹内氏は、電気料金の1/3が発電のための燃料(石炭、LNGなど)の費用であり、その価格が変動するのに合わせて電気料金が値上がりしたり、値下がりする「燃料費調整制度」があることなどを説明し、このようにエネルギー資源の殆どを海外からの輸入に頼る我が国のエネルギー自給率の低さが招く脆弱さなどを踏まえて、エネルギー問題は経済的な視点からも考えるべき点があるとした。
また、再生可能エネルギーとは上手に付き合うことが必要とし、まず、コストを低減することで導入拡大が図れるが、そのコストを考えるときには、設置コストだけでなく、その電気を上手く活用するための蓄電や送電などのコストも考えることが重要であるとした。
講義後のディスカッションでは、「再生可能エネルギーも大切ではあるが、その導入量には、全体に占めるバランスが大事で、太陽光パネルの廃棄問題など課題も多く、あくまでも発電方法の選択肢のひとつであり、過度な期待は避けるべきと思った」などの意見が出された。
<現地研修Ⅰ>
開催日:平成30年8月17日(金)
見学場所:中部電力㈱中央給電指令所、同西名古屋変電所、同川越火力発電所
テーマ:「エネルギーの安定供給を考える」
<開講式・講座Ⅰ・Ⅱ>
開催日:平成30年6月22日(金)
会場:アスト津
講師: 竹内 純子氏
(NPO法人国際環境経済研究所 理事・主席研究員、筑波大学 客員教授、関西大学 客員教授)
演題:「エネルギー政策の基本を学ぼう」「地球温暖化はいま」
低炭素社会の実現を目指す「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」(小林長久会長、約5500会員)は22日、「E&Eフォーラム」を開講した。三重県内の経済、労働、女性団体の会員ら20人が講義や現地視察を通じてエネルギーや環境問題を考える。
E&EはEnergy(=エネルギー)&Environment
(=環境)の略で同フォーラムは3期目。津市羽所町のアスト津で開講式と第1回講座があり、同会の奈須庄平理事が講座や見学を通し、「見て聞いて感じてご自身のスキルアップにつなげてほしい」とあいさつした。
講座ではNPO法人国際環境経済研究所の竹内純子氏が講演し日本のエネルギー政策の変遷や福島第一原発事故後前後の電源構成比率、地球温暖化問題の現状などを説明。講演後はグループ別に意見交換した。
受講者は「エネルギー問題は日本全体の観点で見ないといけないと感じた。今後学ぶのが楽しみ」と期待を寄せていた。
同フォーラムは来年3月までで全5回開催予定。