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事業計画

令和4年度 事業計画

1 基本方針

 我が国は、国内のエネルギー資源のほとんどを海外に頼り、資源国やシーレーンにおける情勢変化の影響などを背景として、供給不安に直面するリスクを常に抱えており、エネルギー安全保障の確保と、大規模台風が頻発し、自然災害の激甚化が懸念される気候変動問題に対する具体的な取り組みは大きな課題となっています。

 2050年カーボンニュートラルと2030年度における温室効果ガスを2013年度から46%削減する新たな目標に向けて改正された「エネルギー基本計画」では、脱炭素化達成の道筋として、再生可能エネルギーについては、主力電源として最優先の原則のもとで最大限の導入に取り組み、原子力発電については国民からの信頼確保に努め、安全性の確保を大前提に必要な規模を持続的に活用していくとの方針が示されました。エネルギーは国民生活や経済活動の重要な基盤であり、将来にわたる安定供給の確保こそ最重要事項に位置づけられなければならないと考えます。

 このような状況の中、ウクライナ情勢により世界のエネルギー事情は、これまでにない大きな転換点を迎えており、特に欧州では燃料調達にも影響を及ぼし、エネルギー自立確保の観点から原子力利用の機運が再び高まっております。一方、国内では原油価格の高騰や為替相場の動向が、経済活動や国民生活に大きな影響を与えるとともに、重い負担となっております。

 そこで、四方を海に囲まれ、化石燃料にも恵まれず、自然エネルギーを活用する条件も諸外国と異なるなど、エネルギー供給の脆弱性を抱えている我が国の現状から、政情の安定した国から燃料を安定確保できる原子力発電については、安全を確保したうえで早期再稼働を進めるとともに、安全性を前提とした「安定的に」・「経済的に」・「環境に優しく」のS+3Eのバランスのとれた環境との調和を図ったエネルギーの確保が、脱炭素社会の実現と安心で快適な暮らしの維持に向けて、重要であることを県民のみなさまにしっかりと理解していただくことが必要であると考えます。

 このため、令和4年度は、講演会、E&Eサロン、見学会およびE&Eフォーラムと昨年度から実施した会員向け見学会を継続して実施するとともに、Webサイトなどによる情報発信に取り組み、エネルギーや環境問題について、一人でも多くの県民のみなさまに「聴いて」「見て」「感じて」いただき、「自らの問題として捉え、考え、行動していただく人の輪」の拡大に繋がる活動を実施していきます。

 また、事業の実施にあたっては、参加いただくみなさまの健康と安全を最優先に考えて、感染防止対策に努めるとともに、新しい生活様式が定着してきた社会に対応するため、安心して参加いただけるようオンラインシステムなどを活用してまいります。


2 活動計画

(1)啓発活動

ア 会員に対する啓発活動
①講演会、E&Eサロンの開催
②エネルギーや環境関連施設見学会の開催
③E&Eフォーラムの開催
④メディアへの広告出稿
⑤会報誌の発行(年1回)
⑥ホームページによる情報発信・提供

イ 県民に対する啓発活動
①講演会の開催
②エネルギーや環境関連施設の公募見学会の開催
③ラジオによる情報発信
④メディアへの広告出稿
⑤各種団体の大会誌等への広告出稿
⑥ホームページによる情報提供
⑦会員の拡大

(2)要望活動および項目

ア 三重県、三重県議会
①エネルギーや環境問題への理解に資する情報発信と諸施策の推進 
②省エネルギー推進や節電の促進に向けた県民的活動の展開と環境整備
③次世代層に対するエネルギーや環境教育の積極的な推進
④脱炭素社会の実現や地球温暖化問題の解決に向けた諸施策の積極的な推進

イ 経済産業省 中部経済産業局
①我が国の持続的発展につながるエネルギー施策への理解活動の推進
②安全性、安定供給、経済性、環境適合性を確保したエネルギーミックスの実現に向けた諸施策の確実な実施
③脱炭素社会の実現や地球温暖化問題の解決に向けた諸施策の積極的な推進

ウ 各種団体との連携強化
上記の啓発活動をより効果的なものにするため、経済界を始めとする関係諸団体と連携した活動を積極的に展開する。

以  上

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