令和7年6月4日、令和7年度総会を津市羽所町のアスト津にて開催し、会員ら
約270名が出席した。メイン会場に入場できなかった参加者は、サテライト会場でオンライン中継にて総会の様子を見守った。
冒頭あいさつした小川会長は、本年2月に閣議決定された「第7次エネルギー基本計画」に触れ、エネルギー政策は、リスクの最小化とリターンの最大化を目指し、さまざまなエネルギー源をバランスよく活用する「ポートフォリオ理論」に基づく発想が重要、それがエネルギーの安定供給と地政学リスクの低減に繋がり、エネルギー資源の乏しい日本では、安全性を前提に「安定性」「経済性」「環境」の「S+3E」に配慮し、特定のエネルギー源に頼るのではなく、再生可能エネルギーや原子力などをバランスよく組み合わせそれぞれの特性を最大限活用したエネルギーミックスを進めていくことが重要であると述べられるとともに、県民の皆様に対して、エネルギーと環境問題について、「冷静な視点で、かつ、自らの問題として捉え、考え、行動していただく」よう呼びかけた。
<小川会長あいさつ>
<中窪 浩美 中部経済産業局 電源開発調整官>
<服部 富男 三重県議会議長>
議事では昨年度の事業報告や本年度の事業計画など5議案を審議した。(令和7年度の事業計画はこちら)
また、脱炭素社会の早期実現に向けた施策の積極的な推進を県や国などに要望する声明書を満場一致で承認した。(声明書はこちら)
<総会会場の様子>
総会後は作家、グロービス経営大学院特任教授の守屋淳氏による記念講演「今、渋沢栄一に学ぶ ~令和の時代に学ぶ~」を開催した。
<講演する守屋淳氏>