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活動内容

【年度】2019年度

<E&Eフォーラム現地研修Ⅰ>

実施日:令和元年8月23日(金)
見学場所:(株)JERA川越火力発電所
     中部電力㈱中央給電指令所
     同西名古屋変電所
テーマ:エネルギーの安定供給を考える



実施概要
 ・上記をテーマに、電気を作る「発電所」、発電する電気の量をコントロールする「指令所」、発電した電気を家庭や工場などに送り届ける「送電線」「変電所」といった「コンセントの向こう側」を視察した。

【川越火力発電所】
 ・本年4月、川越火力発電所は東京電力フュエル&パワー㈱と中部電力㈱の共同出資で設立された㈱JERAに事業承継された。㈱JERAは、世界でも最大級の発電事業会社となり、国際競争力のある電力、ガスの安定した供給(国内の約1/3の電力量を賄っている)などを目的に、燃料の調達から発電までのバリューチェーン全体の一体的かつ最適なマネジメントによる効率的な事業全体の運営を目指している。
 ・この発電所は、480万kWの発電設備(JERAの約9%)を有する国内でも最大級の発電所であると同時にLNG設備(LNGタンク6基、受入桟橋、気化器など)や太陽光発電設備(7.5MW)も有しており、この地方における重要なエネルギーインフラである。さらに、LNGは伊勢湾の海底を横断するパイプラインにより、対岸の知多LNG基地との融通を進めており、LNG供給の信頼性の向上を目指している。

【中央給電指令所】
 ・電力の安定供給には、電気の使用量と発電量が等しくなるように発電量をコントロールし、周波数を一定に保つことが必要である。電気の使用量と発電所で作られる電気の発電量のバランスが崩れると、周波数が乱れ、広範囲に亘る停電やお客様の電気設備の故障に繋がる恐れがある。
 ・ここでは、翌日の天候や気温、過去のデータ、社会情勢(大規模なイベントや工場の休業など)など、様々なデータを基に、翌日の需要量を算定し、発電所への稼働・停止などの指令を実施して発電量をコントロールしている。近況は、大量導入された太陽光発電の急な天候による変動にも対応できるよう火力発電所や水力発電所とのバックアップのための連携も重要となっている。

【西名古屋変電所】
 ・川越火力発電所で発電された電気は、275kVに昇圧され、14.4㎞の地下洞道および地上に鉄塔で繋いで敷設された複数の送電線で西名古屋変電所に送られる。高い電圧で送電する理由は、大量の電気を遠くまで効率的に送るためであり、その送電線や変電設備は複数の系統が敷設されるなど、万一の故障などに備えて切り替えができる対応が取られている。
 ・地下洞道で送電線を敷設するメリットは「落雷、台風などの災害時に有利である」「景観を損なわない」などが挙げられるが、「建設コストがかかる」ことから効率面とのバランスも配慮しなければならない。

【グループディスカッション】
 ・普段何気なく使っている電気であるが、そのコンセントの向こう側の大勢の方の関わり、これまで培われてきた技術力などを理解でき、その苦労と気概を感じた貴重な機会であった。
 ・電気の需要量の予測値と実績値の誤差がほぼ無いことに驚愕した。停電やトラブルをの未然防止に向けた日々努力や訓練が積み重ねられているのだろうと感じた。
 ・停電が社会的に影響は大きいことから、各現場で、これまで培ってきた技術の継承、教育・訓練がしっりとなされていると感じた。さらに事故未然防止などに向け、AIなどの活用についても考えてみたい。

<開講式・講座Ⅰ>

開催日:令和元年6月27日(木)
会場 :アスト津
講師 :竹内 純子氏(NPO法人国際環境経済研究所 理事・主席研究員)
演題 :「エネルギー政策の基本を学ぼう」

 当会では、県内の経済・労働・女性団体の会員らが年間で講座や現地研修を通じてエネルギーや環境問題を考える「E&Eフォーラム」を開講した。このフォーラムは今期で四期目を迎え、21名が受講する。
 E&EはEnergy(=エネルギー)とEnvironment(=環境)の頭文字から命名している。
 開講式では、当会の奈須庄平理事・事務総長が「このフォーラムではエネルギーや環境問題を学ぶ。まず、これらを自分自身の問題として捉え、学んだことは周囲に伝えるよう取り組んで欲しい。また、仕事も立場も違う異業種の仲間と議論を交わし、交流も深めて欲しい。」と挨拶した。
 第一回講座では、このフォーラムの第一期から講師を務めて頂いている竹内純子氏が「エネルギーや環境のことをこれだけ丁寧に1年間をかけて取り組んでいる例はない。エネルギーや環境のことを自分自身の言葉で発信できるように取り組んで欲しい。」と激励し、「エネルギー政策の基本を学ぼう」と題した講義にて、戦後の復興を支えた水力や石油、オイルショックを経験して取り組んできたエネルギーの多様化などの日本のエネルギー政策の変遷やエネルギーの安定供給における現状や課題、温室効果ガス削減に向けた取り組みなどを説明した。
 その講義では、「年金が受給されると1ヶ月分ずつ電気料金を支払っている方々が存在する。電気料金の高騰は低所得世帯にこそ痛手になる。電気は贅沢品ではなく生活必需品である。まずは、自分の家庭の電気料金の検針票を見ること。再生可能エネルギー普及に係る費用や海外から輸入される石油やLNGなどの価格がどのように電気料金に反映されているかがわかる。」とし、エネルギーを経済的な視点で考える必要性などを指摘した。
 そのうえで、エネルギー政策の基本はEconomy(=経済性)、EnergySecurity(=安定供給・安全保障)、Environment(=環境)の3つのEのバランスを超長期の時間で考える必要があるとした。
 講義後はグループディスカッションを実施し、受講者からは「これまではエネルギーについて当事者としての意識はなかった。ホルムズ海峡でタンカーが攻撃されても意識は低かった。このフォーラムでは、これらのことを身近な問題として考えるきっかけとして取り組んでいきたい。」などの意見が出された。
 次回は8月に「エネルギーの安定供給を考える」をテーマに火力発電所や変電所などを視察する現地研修を予定している。

講座の模様
グループディスカッション

伊勢小俣町商工会女性部

開催日:令和元年11月6日(水)
会 場:伊勢小俣町商工会
出席者:14名
テーマ:「地球温暖化問題の現状とこれから~私たちの暮らしの中で必要な対策とは~」
講師 :多森 成子氏(気象予報士)

三重県新生活運動推進協議会

開催日:令和元年10月16日(水)
会場 :鈴鹿市男女共同参画センター(ジェフリーすずか)
出席者:21名
テーマ:「気象キャスターが見た異常気象と地球温暖化」~身近な生活への影響は?~
講師 :岡安 里美氏(気象予報士)

朝明経済クラブ

開催日:令和元年6月26日(水)
会場 :四日市シティホテル
出席者:19名
テーマ:「地球温暖化と異常気象~2018年の災害を振り返る~」
講師 :千種 ゆり子氏(気象予報士・防災士)

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