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活動内容

役員研修

【年度】2019年度

第21回役員懇話会

開催日:令和2年2月19日(水)
会 場:ホテルグリーンパーク津
出席者:35名
テーマ:「水素社会実現に向けた経済産業省の取組」
講 師:小野 嘉則氏(資源エネルギー庁 省エネルギー・新エネルギー部
    新エネルギーシステム課 水素・燃料電池戦略室 専門職)

第20回役員懇話会

開催日:令和元年12月3日(火)
会 場:プラザ洞津
出席者:33名
テーマ:「浜岡原子力発電所の安全性のさらなる向上について」
講 師:倉田 千代治氏(中部電力株式会社 代表取締役 副社長執行役員)

役員視察会

実施日:令和元年9月9日(月)・10日(火)
視察先:三菱日立パワーシステムズ㈱呉工場
    大崎クールジェン㈱

■趣 旨■
 エネルギー基本計画において、エネルギーセキュリティと経済性の観点から、重要なベースロード電源と位置付けられている石炭火力発電は、二酸化炭素の排出量が他の電源に比べて多いことが課題となっている。
 当会が目指す「環境問題との調和を図ったエネルギーの確保」等による「低炭素社会の実現」に向けて、石炭火力発電において高効率化、二酸化炭素の分離回収などの最先端技術の研究、開発に取り組む大崎クールジェンプロジェクト(石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業)を視察した。

■概 要■
○三菱日立パワーシステムズ㈱呉工場
・日本三景の一つ「宮島」から東に約30km、瀬戸内海国立公園内の呉市に位置している。
・大型スチームパワー用ボイラ、石炭ガス化設備、排熱回収ボイラなどの「火力発電の効率を高めて、燃焼時に排出される二酸化炭素を抑制する設備」や排煙脱硝設備などの「燃焼ガスに含まれる硫黄酸化物、窒素酸化物を除去して、排出ガスをクリーンにする設備」などの設計、製造を行い、経済性と継続性を有する「世界最高水準の火力発電設備を提供する」として、その品質、高度な技術などで国内外から高い評価を受けている。
・発電効率を高めるためには、より高温高圧の蒸気にてタービン発電機を回転させる必要がある為、それに耐え得る部材の溶接に高度な技術を要する。そのために溶接をはじめとする技術者の育成にも取り組んでいる。
・大崎クールジェン(株)で取り組む「石炭ガス化燃料電池複合発電実証事業」のガス化炉設備などの設計、製造を行っており、当該事業における重要な設備を納入している。

○大崎クールジェン㈱
・瀬戸内海に浮かぶ「大崎上島」に位置し、中国電力㈱と電源開発㈱の共同出資で平成21年に設立され、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業により、当該プロジェクトを進めている。
・石炭ガス化複合発電(IGCC)は、従来の微粉炭火力発電と異なり、ガス化炉で石炭を蒸し焼きのような状態にして、可燃性ガス(CO,H2)を取り出し、それを燃料としたガスタービンとガスタービンの排熱を利用した蒸気タービンのコンバインド発電により発電効率を高めていくもので、2018年度末にはこれまでの実証試験において、基本性能、多炭種適用性、設備信頼性、経済性などの目標が達成されている。
・現在、第2段階の実証試験開始に向けた準備に入っており、第2段階ではIGCCプラントに二酸化炭素分離回収設備を付設し、安定的に高効率発電を維持すると同時に、安定的に二酸化炭素を分離できる技術の検証を実施する。本視察では、二酸化炭素分離回収設備の据付が完了し、実証試験の準備が完了していることが確認できた。
・さらに、今後は、第3段階として二酸化炭素分離後の水素を分岐して燃料電池による発電を組み合わせる実証試験を計画している。
・将来的に石炭ガス化燃料電池複合発電(IGFC)が実現すれば、従来の微粉炭火力発電に対し、発電効率は約15ポイント(40%→55%)高まり、発生する二酸化炭素の量を30%程度削減することが期待される。本視察では、目標達成に向け、当該プロジェクトが着実に進められ、その成果に確かな手応えを感じていることが伺えた。

○本視察を振り返り、比較的埋蔵確認量が多く、経済的にも優位な石炭を、地球環境に配慮しつつ活用していくため、当該プロジェクト目標の早期達成に期待を寄せるとともに、我が国のエネルギーを下支えするプラントメーカーや発電所研究員の鍛錬された技術力と弛まぬ努力に敬意を表したい。

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