平成26年1月10日(金)、華王殿(松阪市高町)にて明和町商工会、松阪商工会広域連合の共催による講演会を開催し、約110名の方にご参加いただきました。
今回の講演会は昨年の異常気象を鑑み、元NHKキャスターで気象予報士の山本志織氏による、「“異常気象は地球の悲鳴”温暖化について考えよう」と題した講演を行いました。
山本氏は、日本各所で記録的猛暑や台風が数多く発生した昨年の極端な気象事例を紹介。異常気象の主な原因は地球温暖化として、二酸化炭素が増えると気温が上昇し、積乱雲の発生によって集中豪雨が増えている現状を分かりやすく説明した。降水確率の意味や、「大気の状態が不安定」という言葉があれば豪雨に注意するなど、天気予報を見る際のポイントも示した。
地球温暖化と異常気象は隣り合わせとして、「CO2を減らすには一人一人の意識を高めることが一番の近道。日ごろから省エネを心掛けるとともに、最新の気象情報をチェックして、空模様の変化を敏感に感じてほしい」と呼びかけました。
平成25年12月4日、「第2回エネルギーを考える社会見学」を開催し、39人の方にご参加いただきました。
長野県木曽郡南木曽町にある関西電力の「読書発電所」では、ダムでせき止めた水を長い水路で下流に導き、大きな落差を得る「ダム水路式発電」の仕組みなどについて学びました。
その後は、飯田市にある中部電力の「メガソーラーいいだ」において、4,700枚の太陽電池モジュール、発電出力1,000kWの太陽光発電所を見学しました。環境モデル都市である同市にとって自然エネルギー利用のシンボルとなっていることや、太陽光発電のメリット・デメリットなどについて学びました。
再生可能エネルギーを自分の目でいただくことにより、エネルギーに関して正しく理解をいただく良い機会となりました。