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参加者募集

2012年11月10日
公募視察会
エネルギーを考える社会見学

活動内容

シンポジウム・講演会・見学会

【年度】2010年度

2011年3月7日「公開シンポジウム・津」

 平成23年3月7日(月)、プラザ洞津で、公開シンポジウムを行い、商工会議所・商工会会員など約160名の方にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して当会の小菅弘正会長が「地球環境問題は長期的な視点が必要なため、一人ひとりの問題として思いを巡らせてほしい」と挨拶した後、前半は四日市大学環境情報学部教授の新田義孝氏に「エネルギー・環境問題の現状と低炭素社会の実現について」と題した基調講演をいただきました。
 後半は新田氏をコーディネーターとして、経済産業省中部経済産業局資源エネルギー環境部電力事業課長の天野明氏、三重大学人文学部法律経済学科教授の朝日幸代氏、井村屋株式会社執行役員の森井英行氏の3人をパネリストに迎え、パネルディスカッションを行いました。 天野氏は行政の立場から「原子力発電は環境にやさしいだけでなく、核燃料サイクルを確立することで少ない資源で再利用できる。低炭素社会の実現には、再生エネルギーと原子力発電が不可欠で、新産業創出にもつながる」と述べ、朝日氏は自らが四日市公害の調査研究をしてきた経緯を踏まえ、「地域のエネルギーの実態や効果などの情報を知ることで、環境教育や政策に生かすことができる。 発電所見学や産業観光などの体験を通して、エネルギー政策を理解することが必要」と語りました。森井氏は企業の立場から実践している具体例を挙げ、「環境保全は企業活動の重要な社会的責任(CSR)として認識している。安全で安定した商品の提供、品質やサービスの保証が環境負荷の低減につながる」と話しました。 これらを受けて新田氏は、「将来的には各地域が特性を生かし、エネルギー面でも自立していかなければならない。地元の子どもたちが環境活動を学ぶ機会も重要になる」とまとめました。

2011年2月23日「地区別講演会・伊勢」

 平成23年2月23日(水)、伊勢商工会議所で、地区別講演会を行い、商工会議所・商工会会員など約100名の方にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して当会理事でもあるシンフォニアテクノロジーの澤田隆氏が「これからの事業は『環境』がキーワードとなる。この講演で学んでいただいたことを今後の各事業展開にも役立ててほしい」と挨拶しました。 その後、科学ジャーナリストの東嶋和子氏を講師に招いて「エネルギー・環境問題のこと一緒に考えてみませんか?」と題した講演を行いました。
 東嶋氏は、「世界的に地球環境保全と資源危機が問題となっている現状をふまえ、再生可能エネルギーと原子力が再注目されていると説明し、 「『もったいない』の精神で日本が培ってきた環境エネルギーの技術を利用することで世界を救うことができる」と述べました。 また、フィンランドやスウェーデン、ドイツなどの政策を例に挙げ、地域に応じたエネルギー政策を講じることが必要だと話しました。
 参加者も東嶋氏のわかりやすい説明にうなずきながら、「手近なこと、小さなこと、賛同してくれる人から始めよう」という提案に賛同している様子でした。

2011年2月18日「公開シンポジウム・四日市」

 平成23年2月18日(金)、四日市商工会議所で、公開シンポジウムを行い、商工会議所・商工会会員など約130名の方にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して当会の小菅弘正会長が「あの公害を克服した四日市市は環境やエネルギーに対する思いが強い。 今後の環境への取り組みのヒントになる議論を期待している」と挨拶した後、前半は四日市大学環境情報学部教授の新田義孝氏に「エネルギー・環境問題の現状と低炭素社会の実現について」と題した基調講演をいただきました。
 後半は新田氏をコーディネーターとして、経済産業省中部経済産業局資源エネルギー環境部電力事業課長の天野明氏、株式会社東海テクノ代表取締役社長の市田淳一氏、弘前大学特任研究員の中岡章氏、NPO法人市民風車夢の風理事長の藤岡和美氏の4人をパネリストに迎え、 パネルディスカッションを行いました。天野氏は行政の立場から「グリーンイノベーションや電源立地地域振興の推進を図りたい」とし、市田氏は企業経営者の立場から「産業部門ではCO2削減の取り組みの成果が出てきているが、 大幅な削減のためには日本に有利な資源を活かせるような施策を国や地域がリードする必要がある」と語りました。中岡氏は、「自然エネルギーで賄える電力はエネルギー密度が低く、限界がある。世界の低炭素化を進めるために、 日本が持っている高い水準の技術(原子力など)を売っていくのも重要」だとしました。藤岡氏は、「風力発電は低周波などの課題も言われているが、きちんと理解して判断してほしい。 新エネルギーは非効率でも必要な電源であり、ベストミックスを目指してほしい」と話しました。これらを受けて新田氏は、「さまざまな分野の人が協力して、夢を共有することで、低炭素社会の形成につながっていく」とまとめました。

2011年1月25日「地区別講演会・松阪」

 平成23年1月25日(火)、松阪商工会議所で、地区別講演会を行い、商工会議所・商工会会員など約150名の方にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して松阪商工会議所会頭(中井土木株式会社取締役会長)の中井均氏が「今日の講演を、エネルギー・環境問題を身近な問題として、より理解を深め、全県民的活動に発展する機会としてほしい」と挨拶しました。 その後、伊賀地区でも講演いただいた四日市大学環境情報学部教授の新田義孝氏を講師に招いて「エネルギー・環境問題の現状と低炭素社会の実現について」と題した講演を行いました。
 新田氏は、「地球温暖化というと縮小する傾向にあるが、明るい低炭素社会をめざして、それならやってみようかと思わるようなやり方が必要」と話し、三重県から発信できる具体策として、北勢の技術力と南勢の豊かな自然を生かした「シニアのユートピア」を作ることや、自然エネルギーのさらなる導入などを提言しました。また、エネルギー価格高騰への対応や低炭素社会実現には、原子力発電が不可欠と言い、日本の原子力発電に対する高い技術や危険性がほとんどないことを説明し、原発推進への理解を求めました。 講演後の質疑応答では、参加者から積極的に質問するなど、低炭素社会への理解を深める良い機会となったようでした。

2011年1月13日「地区別講演会・桑名」

 平成23年1月13日(木)、桑名市民会館で、地区別講演会を行い、商工会議所・商工会会員など約70名にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して当会理事でもあるヤマモリ株式会社代表取締役社長の三林憲忠氏が「エネルギー問題を考えることは将来の世代に対する私たちの責任。 当会としても自然エネルギーや原子力などの発電時にCO2を排出しない電力の推進をはじめ、身近な省エネの啓発など、全県民的な運動にしていきたい」と挨拶しました。 その後、作家で総合資源エネルギー調査会原子力部委員の神津カンナ氏を講師に招いて「エネルギー・環境問題のこと一緒に考えてみませんか―しなやかにいまを生きる」と題して講演会を実施しました。
 神津氏は、「地球温暖化による気候変動が起こっていることは確かであり、少なくとも今の地球環境を維持できるように努力することが大切」とし、資源の有効活用や日本のエネルギー確保の方法について考えていかなければならないと話しました。 また、生ごみを出すときはできるだけ水分を除く、買い物をするときは手前に陳列された商品から買うなど、私たちが日常生活の中で身近に始められる省エネ対策を示し、「毎日の生活を丁寧に点検してほしい」と省エネの実践を呼びかけました。

2010年9月27日「地区別講演会・伊賀」

9月27日(月)、上野フレックスホテルで、地区別講演会を行い、商工会議所・商工会会員など約60名にご参加いただきました。 当日は、まず主催者を代表して上野商工会議所副会頭の田山雅敏氏が「日本は快適な暮らしを求め続けてきたが、本当にエコなものは何なのか、未来の地球づくりに必要なことを学ぶ機会にしたい」と挨拶された後、四日市大学環境情報学部教授の新田義孝氏を講師に招いて「エネルギー・環境問題の現状と低炭素社会の実現について」をテーマに講演会を実施しました。
 新田氏は、「地球温暖化防止やエネルギー価格高騰への備えとして、低炭素社会を目指す必要がある。日本国内のエネルギーの現状を踏まえ、エネルギー自給率を高めなければならず、中でも供給量が安定しており、環境面から見ても排出時にCO2を出さない原子力の推進を一層進める必要がある。」また、「三重県内で低炭素社会を進める具体案として、 エネルギー改善の必要性、シニア世代が移住しやすい環境づくり、森林保全、伊勢湾の貧酸素状態の改善、RDF発電の推進」について説明し、提案されました。
 参加者は時折メモを取りながら、新田氏の提言を熱心に聞き入っていました。

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