令和4年10月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
秋の行楽シーズンを迎え、お出かけする機会も多くなる季節ですが、いかがお過ごしですか。
最近では太陽光発電設備をいたるところで見かけるようになりましたね。
エネルギー基本計画によれば、2030年度の電源構成に占める太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーの目標値は、36~38%と示されており、今後増えていくものと思われます。
一方で、太陽光発電は天候に左右されやすいことから、年間の設備利用率は約13%にとどまっているのが現状です。
今、我が国のエネルギー事情は、ウクライナ情勢などの影響により、エネルギー価格が上昇したことで、経済活動や家計に大きな影響と負担を与えています。
また、今年の冬の電力供給力にどの程度の余裕があるかを示す予備率は、最低限度必要とされる3%を確保できる見通しですが、ウクライナ情勢は火力発電所の燃料であるLNGの安定調達にも影響を与えており、電力供給は見通しにくい状況が続くと思われます。
このような状況から、エネルギー資源のほとんどを海外からの輸入に頼り、エネルギー自給率の低い我が国はエネルギーの安定確保と脱炭素社会の実現に向けては、再生可能エネルギーを進めるとともに火力、原子力などの様々なエネルギーを組み合わせる「エネルギーミックス」が重要です。
ぜひ皆さんも、我が国のエネルギー事情を理解するとともに、冷静な視点で将来のエネルギーについて考えてみてはいかがでしょうか?
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「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
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