令和7年12月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
年の瀬の12月、日ごとに寒さが増してますが、皆さまいかがおすごしでしょうか。
これから冬本番を迎えますが、ご家庭ではエアコンや電気ストーブなどの暖房機器や室内の照明の使用機会が増えて、電気代とともに電力の安定供給についても気になりますよね。
電力を安定して供給するには、電力需要に対する「予備率」が最低でも3%必要とされています。
経済産業省は、今年の12月から3月の冬の期間は、10年に一度の厳しい寒さを想定しても、全国で予備率が3%を上回るとのことで、一般家庭や企業に対して節電を要請しないと発表しました。
電力を安定して供給するには、エネルギー資源の少ない日本では、一つの電源に頼らず様々な電源が必要となります。三重県内では、風の力を活かした風力発電や豊かな水資源を使った水力発電、森林資源を活かしたバイオマス発電などが稼働しています。
「しかし、自然の力を利用する再生可能エネルギーは、天候による発電量の変動などの課題もあります。
エネルギー資源が少なく、そのほとんどを海外に依存する日本では、一つの電源に頼るのではなく再生可能エネルギーに加えて、火力や原子力など、さまざまな電源をバランスよく組み合わせることが必要となります。そこで、日本のエネルギー政策には、「S+3E」という重要な考え方があります。
Sは、「安全に電気をつくる」3Eは、「安定して電気をつくる」「電気料金を安くする」そして「環境に優しく」という考え方です。
今年の冬は、ご家庭内で身近にできる工夫で、貴重なエネルギーを大切に使うことに心がけていただき、私たちの暮らしに欠かせない将来のエネルギーのことについて考えてみませんか。
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。
- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
・「Pick up On Mie ~POMie!(ポミー)~」(毎週月曜日 8:25~8:27)
・「つながるジカン」(毎週木曜日 17:47~17:49)