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令和4年5月1日

「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション

 若葉の緑がすがすがしく感じられる季節になりました。

 日照時間も長くなり、「太陽光発電」が、一年で最も活躍するシーズンの到来ですね。

 昨年改正された「エネルギー基本計画」では、再生可能エネルギーについて、「S+3Eを大前提に、主力電源として最優先の原則で取り組み、国民負担の抑制と地域との共生を図りながら最大限の導入を促す。」として、2030年度の電源構成に占める割合を36~38%程度と現状の約2倍にあたる目標を掲げました。このうち太陽光発電は14%~16%となっています。

 みなさんは、太陽光発電が電源構成に占める割合をご存知ですか? 2019年度では全体の約6.7%で、発電導入量は、2019年度時点で約5,600万キロワットと中国・アメリカに続き、世界第3位となっています。

 エネルギー資源が少なく、その多くを海外からの輸入に頼っている日本にとって、自然エネルギーを使った太陽光発電は、CO2を排出しない点では脱炭素社会の実現に向けては、必要な存在ですよね。
 しかし、太陽光発電は、季節や天候によって発電量が変動するため、電力の安定供給のためには、火力発電など出力調整が可能な電源や、蓄電池と組み合わせてエネルギーを蓄積することが必要です。

 一方、太陽光発電の急速な普及にともなう景観問題などのトラブルも増えてきており、導入にあたっては、地域の理解を得ることが重要となります。
 また、一般的に、太陽光パネルの寿命は20年~30年とされ、2030年代半ばから、太陽光パネルの廃棄物が発生することが見込まれています。導入にあたっては、環境面から、太陽光パネルのリサイクルについても考えていかなければなりません。

 エネルギー自給率の低い日本が、脱炭素社会を実現するには、太陽光発電だけでなく、原子力、火力など多様なエネルギーを組み合わせることが必要です。
 みなさんも一度冷静な視点で、日本のエネルギーの姿を考えてみませんか?

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 「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーションでした。

- このメッセージはレディオキューブ(三重エフエム放送株式会社)にて下記の時間帯で放送しております。
  ・「READY!」(毎週月曜日 8:25~8:27)
  ・「EVENINGCOASTER」(毎週木曜日 17:48~17:50)

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