令和元年12月1日
「21世紀のエネルギーを考える会・みえ」インフォメーション
福島第一原子力発電所から発生する汚染水は、ALPSと呼ばれる設備でさまざまな放射性物質が取り除かれています。このALPSを使って浄化処理を行った水は、「ALPS処理水」と呼ばれ、発電所敷地内のタンクに貯蔵されています。
ALPS処理水は、トリチウムという放射性物質を含むため、現在は、海洋への放出ができず、発電所敷地内のタンクを入れて保存せざるを得ません。
しかし、2013年にはじまったタンク貯蔵も2022年夏頃には満杯となり、福島第一原子力発電所の廃炉作業が本格化する中、作業に支障をきたし、復興の妨げになるおそれもあると言われています。
世界の専門家の意見によると、基準濃度以下のレベルに下げたトリチウム水を海洋放出しても、海産物を通じて人体に健康影響はないというのが共通した意見であり、アメリカ、ドイツ、フランスなど西側諸国をはじめ、アジアでは、中国、台湾、韓国などの原子力発電施設ではすでに行われています。
一方、地元福島に対し、海洋放水による農産物などへの風評被害についても配慮も必要であり、トリチウムなどについて、私たち国民が正しく理解したうえで、海洋放出について冷静に考えるときが来ているのではないでしょうか?
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